■【オーストラリア旅行体験談】マグロが2体がグレートバリアリーフに出現。これも新婚旅行の思い出
46歳の男です。12年前に行った新婚旅行でのエピソードです。4月下旬にオーストラリアのケアンズ、エアーズロック、グレートバリアリーフを周った旅でした。某旅行会社のツアーに参加しましたので、人数は20~30人くらいでした。
■一番の楽しみはグレートバリアリーフにフェリーで向かうオプショナルツアー
旅行4日目。ケアンズからグレートバリアリーフにフェリーで向かい、現地で食事、海水浴ができるおしゃれな「オプショナルツアー」に参加しました。エアーズロックと並んで「新婚旅行の目玉」となるはずでした…。旅行3日目まで滞在したオーストラリア中央部のエアーズロックはお天気も良く最高でした。意気揚々と向かった4日目以降のケアンズでしたが…生憎のお天気でした。
「オプショナルツアー」の日も朝から小雨でした。朝食を済ませ、フェリーの待つ港へ。「ツアー中止」の可能性もありましたが、その時は雨も止んでおり、「たぶん行くだろう」との考えでフェリーに乗りました。海は荒れ気味…停泊しているフェリーも揺れていました。
■海が荒れる中フェリーは出航!歓喜に満ち溢れる
そして、出向時間になってもフェリーは動き出しません。どうやら船員の方々が出か中止かのギリギリの判断をしているようでした。周囲を見ると私たちと同じような新婚旅行のカップルが多いように見受けます。船員さんたちも心情的に「中止にはなるべくしたくない」と気遣ってくれていたのかも知れません。
しばらくすると誰からともなく「現地(グレートバリアリーフ)は晴れているらしい」との情報…。そのせいかどうか定かではありませんでしたが、30分程遅らせての出航となりました。
「やった!決行だ!!」「グレートバリアリーフだぁ!」…と船内は喜びの声に満ちていました。…しかしその喜びもつかの間。10分後には悲劇が訪れたのです。沖に出るほど海は荒れています(汗)港では「軽く揺れている」程度だったのですが、15分後には激しく揺れ「宙に浮いている」ようでした(泣笑)
■想像以上の揺れで延々と横たわる始末
20分後には気分が悪くなりました。でも逃げ場はありません。「宙に浮き」「激しく着水」を繰り返すフェリーの中で無防備に座席に横たわる私…。しばらくすると、乗り物に強い家内までもが「気持ち悪い」と言い出しました。
…後はあまり記憶がありません(笑)。「揺れ」に耐えながら約1時間30分。寝ていたような…起きていたような…。何とか現地に着きましたが、食事とか海水浴とか…そんな場合じゃありませんでした(ちなみに現地はホントに晴れており、海水浴を楽しんでいるカップルもたくさんいました)。サンゴなんて見えません。見えたのかも知れませんが…美しさを感じる余裕すらありません。
結局、ふたりで記念写真だけ撮って、後は船の中で寝ていました。帰国後、写真を見返しましたが、4日目の写真だけ明らかに顔色が青く、マグロが2体写っているようでした。
山あり谷あり…まぁこれも新婚旅行の良き思い出です。