■【中国、広州の帰りの空港での悪夢】観光気分が一転、まさかの欠航にどうなるの？
20代の男性です。私は仕事の都合で中国の広州というところに行ったことがあります。
■天気が悪く帰りの飛行機で二時間も待たされるハメに
一応、出張扱いではあるのですが三日間のうち二日間はフリーだったので実質的な観光旅行みたいなものでした。ですのでその二日間を使って広州の街中をぐるぐると一人旅をしていました。旅行も仕事もなんの問題もなく終わったのですが、問題は帰りの飛行機に乗り込む空港での出来事です。
私は南方航空という格安の航空会社を利用していたのですが、これが本当によく止まる。特にその時期は雨期だったこともあり天気がわるかったのが災いしました。天候のため出発が遅れますと言われてから二時間待たされ、天気が回復したらなんの予告もなしにいきなり乗り込め！ と言われました。さすが中国です。
そこで飛行機に乗り込んで動き出したはいいものの、そこからまた雨が降り出しました。
機内で一時間ほど待って、ようやく晴れ間が出てきたのでテイクオフです。そして広州からまずは上海へ。そこから日本へ帰る予定だったのですが、時刻は現地時間で既に夜の10時くらい。
■まさかの欠航にどうすればいいの？
この時間から帰って家に戻って翌日出社とか絶対嫌だなあと思っていたのですが、まさかの欠航とのお知らせ。会社には行きたくないけど欠航ってどうすれば……？ そんな風に思っていたら空港の職員さんがそこにいる人たちを全員引き連れて誘導してくれました。
私たちがラッキーだったのはそこに残ったのはほとんど日本人だったということ。そして私たちの中に日本語をしゃべれる中国人の方がいらっしゃったことです。英語のできない空港職員が中国語でベラベラと明日の予定を話し、それを日本語のできる彼が通訳してくれました。
■ホテルに宿泊そして朝は四時起き？
内容はこうです。「明日は朝四時に起きてね」ってもう既に時間は11時近いんですけど……。そしてぼろっちいホテルへ全員バスでドナドナされていきました。このとき実は飛行機が云々というのは嘘でどこかへ売り飛ばされるのではとちょっと不安になったりもしていましたが、幸運なことに問題なくホテルへ。そして硬いベッドでなんとか眠り、朝四時におばさんが物凄い勢いで扉を叩いてみんなを起こしに回っていました。
いっやあ、どうにも不思議な体験をしたものだなあと自分でも思います。この後は特に問題なく飛行機に乗り、午後三時くらいに日本に着きました。会社にも今日は休みでいいよと言ってもらえたので結果的にはラッキーだったかなと思います。そんな中国南方航空の旅。みなさんも一度経験してみてはいかがでしょうか。
