■【ロンドンでのアンティークマーケット巡りのツアー】郊外の穴場で雑貨を買い漁った結果

50代の男性です。数年前にロンドンーパリの順番で2週間の旅行に出かけました。

■穴場を求めてロンドン郊外へと足をのばす

20代から何度となくこのパターンで旅行しているので結構慣れたもの、いつものようにロンドンで趣味のおしゃれなアンティーク雑貨を買い集め、その足でパリの観光と食べ歩きといった予定で計画していました。何度も来ていますがほとんどは一人旅、その時もそうでした。

最初のロンドンは行き慣れたアンティークマーケットをまわり、最後の2日は時間が余ったので郊外へと足をのばしました。ずっと来ていなかったブライトン、実は若い頃大好きだった街です。夏はバカンス客で賑わう海辺の避暑地も冬は閑散としていてそれがお気に入り、以前はロンドン同様アンティークの雑貨が結構見つかったエリアでもあり穴場でした。

■久しぶりに訪れた雑貨屋さんでお宝がもりだくさん

久しぶりに訪れるとさすがに昔のようなお店はほとんどなくちょっとがっかりしました。でもある雑貨屋を覗いていると店員が話しかけてきました。「アンティークのアクセサリーに興味ありますか？たまたま手に入ったので好きな人がいれば見せたいんですが。」そんな感じの内容です。

もちろん見たいと答えるとお店の奥からいくつか段ボールを持ち出してきました。開けてみると私が長年集めている雑貨類がゴロゴロ入っています。シルバーのアクセサリーや革小物、時計などまるで趣味を見透かしているようでした。おそらく着ていた服から察してくれたんでしょう。値段を聞くと結構リーズナブル、どうやら長い間在庫が売れ残っていて早く処分したがっていたんじゃないでしょうか。

ならばとたくさん選んでまとめてさらにダンピング、これがイギリスアンティーク購入の醍醐味ですね。日本ではなかなか手に入らないアイテムが実にたくさん割安な値段で手に入りました。お土産用にもと沢山買い込んでしましました。そこまでは本当にラッキー、何しろ数年間通ってやっと集まるぐらいのアンティーク雑貨が一瞬で揃ったようなものです。こういった郊外の場所は、たまにいってみるのもおすすめです。

■雑貨を買いすぎてパリの空港で監禁されるトラブル

しかし悪夢はその後でした。その翌日パリに移動、空港でちょっとした災難に巻き込まれてしまったのです。少し荷物が増えてしまって仕方なくロンドンの空港で荷物を分けました。購入したアクセサリー類は手持ちで持ち込み、衣類などはトランクでチェックイン時に預けたのですが、パリの空港でなぜか止められてしまったのです。

たまたま不審人物と思われたのか、別室に連れて行かれて全荷物をチェック。もちろん何の違法物も持っていないのですが、出てきたアクセサリーの量があまりに多かったのを疑ったのかなかなか解放してくれません。もしかしたら暇つぶしにいいターゲットにされたのかもしれませんね。

空港のスタッフ2人が別室で話していますがフランス語なのでさっぱりわかりません。口調だけで判断するとなんとなく小馬鹿にされているように感じました。途中サンドイッチを頬張りながら2人で談笑、私をそっちのけで話し込んでいます。ずっとそのまま監禁状態が続き、結局空港を出られたのはおよそ8時間後でした。

一瞬強制送還とかあるのかなと不安だったので無事に解放されただけマシなのかなと思いました。それにしても何の罪もないのによくそんなに長い時間もと思うと腹が立って仕方ありませんでしたが長いこと海外旅行していれば、こんなこともあるのかなと少し苦い思い出となりました。