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■【アメリカ留学時の日焼けの恐怖】ハワイのワイキキビーチでの苦い思い出

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私の海外旅行での思い出は、学生時代、アメリカの大学に留学していました。渡米してから最初の冬休み休暇になり、日本へ一時帰国する予定だったのですが、日本へ帰る前にハワイに寄って数日間過ごしてから日本へ帰ろうという事になり、一緒に留学していた友人女子と二人でニュージャージー州からハワイへ国内線で入りました。

「ハワイへ入るのに、入国審査がいらないってなんだかかっこいいよね~!」などと浮かれて宿にチェックイン。学生の貧乏旅行なのできちんとしたホテルではなく、裏路地の安いモーテルに泊まりました。

浮かれていた私は、初日、ワイキキビーチでひたすら肌を焼こうと決めていて、その日も朝から日焼けオイルを塗ってビーチで寝転んでいました。(今と違って日焼けをする事がそんなに害のある事だと言われていなかった時代です)

【油断大敵】気がつけば背中が火だるまのような痛みに

  
しかし、気づけば、うつ伏せのまますっかり爆睡してしまい、炎天下の中、数時間、身体の後ろ全体をさらし続けてしまい目が覚めた時には、起き上がれないほど背中から腰から太ももの裏から膝の裏からふくらはぎまで火傷に近い状態になってしまっていました。

フラフラとモーテルまで戻り冷たいシャワーを浴びてベッドに入りましたが、背中が痛すぎて仰向けに寝れず、うつ伏せのままベッドへ。酷い痛みで眠ろうと思ってなかなか眠れず、明け方になってやっと眠りにつきました。

次の日、酷い激痛で目が覚めました。身体の後ろ側全体がヒリヒリして起き上がれません。それどころか身体全体が熱を帯びていてぶるぶると震えが止まらない状態でした。

【貧困の学生時代】病院にも行けず3日間、寝たきりに

その時はまだ19歳と若く、お金もなかったですから、病院へ行くという事も考えず、友人に火傷の薬を買ってきてもらい塗ってもらいました。友人には申し訳ないけれど、一人でずっと観光をしてもらい、私は結局丸3日間、ずっと寝たきり状態で身体の痛みと震えに耐えていました。

4日目になってようやく火傷状態が落ち着いてきて、痛いながらも動けるようになったので少しは楽になりましたが、観光に行くまでの元気はなく、結局そのまま5日目、日本へ移動する日になってしまいました。こうして、せっかくのクリスマス休暇をハワイで過ごそうと思っていたのに、ほぼモーテルのベッドの上で寝た切り状態という、忘れたくても忘れられない苦い思い出です。

その時の酷い日焼けのせいで、今、私の背中はシミだらけで恥ずかしくて水着を着る事ができません。若気の至りとはまさにこの事です。今の時代、こんな無謀な日焼けをする人はいないと思いますし、当たり前の事ですが、日焼けはほどほどにした方がよいですね。