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世界の国々での海外旅行の体験談、口コミサイトです。旅行の準備にお役立てください

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■【ネパールの病院事情とは】海外で病気になったらもう大変!現地で思い知らされました。

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私は海外旅行が趣味で、夫とよくバックパッカー的海外旅行に出かけます。これが40代で子供がいない私たちの共通の趣味なのです。これは去年の正月明けに、二人でネパールに一週間の旅行に行った時のハプニングです。

■ネパールの朝晩の冷えこみはきつくダウンを着ながら寝る程です

日本が吹雪で大荒れのころ、ネパールは日差しが暖かく、すでに春を感じる気候でした。しかし、さすがヒマラヤを有する山岳国だけあって、標高が高いせいか、朝晩の冷えはかなり厳しいものがあります。タイやマレーシアに行ったときのような暖かさやは湿度とは程遠い世界で、自分たちが大きな考え違いをしていたことがわかりました。

いつもバックパッカー的な旅行をしているので、日本のホテルのような雰囲気ではなく、もう少しランクが低いゲストハウスに泊まりました。ネパールのホテルがいかほどのものかはわかりませんが、ネパールのゲストハウスは、毛布が二枚しかなくて、夜はそれをかけても寒くて、部屋の中にも暖房も無くて、ダウンを着ながら寝るという恐ろしい経験をしました。

朝晩はそのように恐ろしく寒いのですが、日中は日差しが心地よく、透き通った青空で気持ちが良いです。首都カトマンズで、一昨年の大地震によりすっかり崩れてしまった世界遺産「ダルバールスクエア」を見たり、旧王宮のミュージアムを見たり、カトマンズの隣のパタンにある世界遺産のダルバールスクエアも見て、歴史を感じる古都の魅力を堪能してきました。

■4日目からひどい発熱と下痢に見舞われる。その後見た病院の惨状

3日目からはネパール第二の都市であるポカラへ移動し、ヒマラヤビューを楽しんで、ちょっと高地までハイキングして、美しい山々に息を呑んできました。そんな観光を楽しんでいたのですが、4日目から、ひどい発熱と下痢に苦しめられ、急遽首都カトマンズへもどりました。

ネパールにある日本大使館のホームページから、推奨されている医療機関を調べて、ゲストハウスの人にも場所などを確認して、一番近い病院に行って見たのですが、そこで目にしたのはまさに野戦病院!病院の壁ははがれ、窓ガラスは割れてるし、床にはゴミが散乱して、どこから見てもボロボロで清潔感が見られない病院なのです。

そして、人でごったがえしているという。その病院の様子を見たら、具合の悪さも引きました。国立の病院だというから安心してきたのですが、これは私の感覚からは病院と呼べるものではありません。

タクシーの運転手は、私が具合が悪いというのに病院に行くことに戸惑っている理由を理解できず、「早く診察してもらいなよ」と気遣ってくれます。現地の人たちにとっては、この病院も標準的なものなのでしょう。でも私にはとっても足を踏み入れることが出来るものではありませんでした。

■病院を数件まわり、ようやく診察を受けることに

その後、もう一つ大使館が推奨している病院に行ってみたら、そこも似たような雰囲気で、日本人の感覚からはとても診察を受けられる様子ではなく、もう一件別の病院にタクシーを回してもらったら、その病院はまぁまぁいい感じの病院で、ついに診察を受けることが出来ました。

幸いにも朝晩の寒さでやられて風邪をこじらせたようで、処方された薬にも助けられ、体調は解放に向かい、無事に日本に帰ってくることが出来ました。でも、発展途上の国に旅行をすることはエキサイティングなことが沢山ありますが、旅行中に病気にならないように本当に気をつけなければいけないと、身をもって体験しました。