■【アイルランドといえばギネス！】工場見学を体験！

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夫と私（妻）は、定年生活を送る60代後半の夫婦です。

■ギネスは世界的に有名です

年に一度の海外旅行を楽しみにしています。5年ほど前に、大手旅行会社の企画でイギリス・アイルランド共和国の周遊グループ旅行に参加しました。

だいたい同じくらいの年代のご夫婦・友人グループばかりで、20人弱ほどのツアーだったと思います。東京からガイドさんが付きっ切りだったので、安心でした。

まず、イギリスのロンドンで市内観光をし、電車で北部に移動して湖水地方の風景を楽しみました。そしてエジンバラ市内観光のあと、飛行機でアイルランドのダブリンへ移動したのです。

ここには世界的に有名な黒ビールである「ギネス」の工場があります。実は今回の旅において、私はこのギネス工場見学を一番楽しみにしていました。

■できたてのギネスの美味しさに感動です

日本の工場見学のような感じを期待していたのですが、何だか遊園地のアトラクションのような雰囲気もあって、英語が堪能でなくても十分に楽しめたと思います。そして、できたてのギネスを屋上でいただけたのですが、これはさすがに素晴らしい味でした。

私は日本のビールよりも、外国産のちょっと甘味のあるビールが好みです。ベルギー・ビールのような女性向けの洗練された華やかな味わいには欠けますが、深い味わいやコク、そこに絡まる甘味は感動的な美味しさでした。

また、このダブリン市内観光の日の夜は、地元繁華街テンプル・バー地区のパブでの夕食でした。フィッシュ・アンド・チップスや揚げマッシュルームなど、こってり目で高カロリーな食事に、これまたギネスがよく合います。地元バンドによるアイリッシュ・トラッドの生演奏が始まて店内はとても良い雰囲気になり、私と夫はそれぞれ2パイントほどのギネスを飲んでしまいました。

■少し飲みすぎたせいか翌日にお腹がゆるくなることに

その夜は疲れ切って、ホテルで爆睡したのですが、翌朝は早くに目が覚めました。胃腸のあたりに変な感触がするのでお手洗いに行くと、（汚い話で申し訳ありません）びっくりするほどの下痢状態。平生、私は便秘気味で旅行時はさらにそれがひどくなるのに、真逆の状態なので慌てました。

日本から持参した常備薬を飲み、朝食は飲み物だけいただいたのですが、お腹の調子はずっと不安定でした。大型観光バスでゴールウェイに移動する際にも、しょっちゅう車内のお手洗いに行くことになりました。

主人は何ともなく、私を気遣ってとうとうガイドさんにこっそり相談しました。すると50代の彼女はしたり顔で、「そうなんです、ギネスってすごくお腹に効くんです。ビール酵母が日本のものと違うんですよね」と…。食あたりなどではないと分かって安堵したものの、私はその日いっぱい、ギネス効果にハラハラさせられっぱなしで、西部の絶景である「モハーの断崖」もいまいち落ち着いて堪能できませんでした。