■【台北の全身マッサージ体験】揉みの強さは、翌朝、腕が紫色に

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

４０代女性です。10年前になりますが、独身最後の旅行で、女友達と二人で、台湾の台北へ旅行した時の出来事をお話しします。

■初めての海外旅行は２泊３日のツアーにしました

私にとっては初めての海外旅行でしたので、２泊３日のツアーに申し込みました。朝出発し、その日の午後はツアー参加者とともにバス観光。夜は指定のホテルでディナー。２日目は１日フリー、３日目は午後までお土産店で買い物を楽しみ、夜の早いうちに成田に到着というプランでした。

旅行前からフリーの1日のためにネットやガイドブックでいろいろ検索し、時間割も作り、かなり充実したプランが完成しました。そして出発当日、飛行機も初めてという私は、まず成田空港に到着してホッとし、飛行機に乗ることができてホッとしました。

そして無事に台北に着陸し、現地ツアー添乗員と合流できてホッとし、バスに乗って観光し、ホテルに到着しと、ミッションを一つ一つクリアしていきました。そして楽しい１日目が終わりました。いよいよ２日目、フリーの時間です。

台湾のタクシーを利用して、目的地まで行ってみたり、マンゴーたっぷりのかき氷を食べたり、豪華な刺繍の靴を購入したり、お茶屋さんに行っていろいろなお茶を飲み比べたりと、すごくワクワクな時間を過ごし、待ちに待った「マッサージ」の時間。

■二の腕のマッサージが強めくて思わず『痛い』を連呼

出発前にネットから予約を入れておいたので、受付もスムーズ。友達は足のマッサージ。私は全身のマッサージを受けることに。着替えを済ますと、まず私は温かいお茶を持ってサウナへ。「このお茶は汗がたっぷり出るから」と言われ、飲みながら座っていると、言われた通りダラダラと汗が流れてきました。

「私こんなに汗出るんだ！」とびっくりしていると、「すごい汗出たね！次はシャワーで流してきてください」と言われ、シャワー室へ。サウナだけでもすっきりした私は、もうこれでいいかなと思うくらい満足。次にベッドに寝かされて、マッサージを受けました。これからが本番です。マッサージ慣れしていない私でしたが、肩と首を揉まれ、気持ちいいなと眠くなってきた頃です。

今度は二の腕のマッサージになったのですが、グイグイグイグイ尋常じゃない強さで揉むのです。「痛いからもう少し弱くしてください！」と頼んで、伝わったのかその時だけは弱くなるのですが、またいつの間にか強くなります。日本語がわかる従業員さんでしたので、何度も何度も「痛いです！」と言ったのですが、時間終了までその力は弱まりませんでした。

部屋から出てきた私のしかめっ面を見て、「どうした？」と心配して友達が聞いてきました。「痛いって言ってるのにずっと強い力で揉むんだよ！」とため息まじりで答えると、「私は気持ちよかったよ。足だけにしておけばよかったのに！」と。それはそうかもしれないけれど、せっかくの台湾でのマッサージですしと思いながらも、少し後悔。

■翌朝、打撲したかのような紫色の腕に驚き

支払いの時に店長さんに「痛すぎてぜんぜん気持ちよくなかったです。」と残念な顔をしたら、「ごめんね！ごめんね！」と肩をポンポンと叩かれ、なだめられました。お店を出たのはもう夕方です。二の腕がだるいまま次の計画「夜市」へ。それはそれは楽しい時間でした。ホテルに戻り、クタクタだった私と友達は朝までぐっすり。

日本へ帰る日の朝、目覚めてボーっとしながら着替えをしていると友達が、「腕が紫色だよ！」とびっくりしているので見てみると、二の腕中アザだらけでした。二の腕の毛細血管どころではありません。肘から上が全部打撲したかのように腫れて紫色になっていたのです。「昨日のマッサージだ！」とすぐにわかりました。

普段日本では着ないノースリーブを台湾で着ちゃおうと用意していった私。結局「はおり」が欠かせなくなり、暑かったのですが、我慢して着ていました。帰国後しばらくはシップの毎日でした。ネットで調べて、人気のあるお店でしたので、信じて行きましたが、非常に残念でした。友達も「相当痛かったんだね！」と。その事以外はとてもとても楽しい台湾旅行でした。