■【東欧五か国周遊ツアー】遺跡巡りとビール三昧
30代前半の女性です。今から5年ほど前に大学院修了を記念した卒業旅行として、研究室の同期と2人で東欧五か国を巡るツアーへ参加しました。
■初日はハンガリーのブダペストへ
就職したら中々時間も取れなくなることや、将来行かないであろうけど行ってみたいところとして8泊9日の東欧周遊ツアーを選びました。学生が参加するツアーなので、もちろん飛行機はエコノミークラスですし、乗り継ぎがあります。
初日はオランダを経由してハンガリーのブタベストに入りましたが、すでに夜遅くなっていました。風呂に入って就寝するだけで終わりました。次の日からはひたすらバスに乗って観光地や遺跡を巡ります。
日本と違って陸続きで隣国へ行けるので、とても不思議な感覚でした。ブダペストでは、教会や漁夫の砦を見学しました。温泉が有名ですが、悠長に入る時間はないため残念ながら通っただけでした。
■東欧五か国は素敵なところが一杯です
続いて、オーストリアのウィーンへ入りました。旧市街で自由行動がありうろうろしましたが、石でできた重厚で趣ある建物が並ぶ街並みは見ているだけで異国を感じさせてくれました。
ここでは有名なザッハトルテを購入しました。日持ちするのでお土産にも安心して買えます。また、有名なシェーンブルン宮殿へも訪れました。中の広さと豪華さ、庭園の美しさは絵本に出てくるお城のようで、中世ヨーロッパに思いを馳せました。
さらに、スロバキアのブラチスラヴァへ。ここは街全体がアートになっていて、至る所にシュールな模型や銅像が設置されていて笑わされたり、驚かされたりします。何があるかは行ってみてのお楽しみです。
そして、私が最も印象深かったチェコのプラハへ。大聖堂やカレル橋、黄金小路など一通り周りましたが、本当に街並みが美しかったです。ちょうど日が暮れかかってオレンジ色に染まった市街は今でも目に焼き付いています。
■ビールはドイツが有名ですが、チェコの黒ビールもすごく美味しかったです
最後の国はドイツです。ドレスデン、マイセンを巡り、ベルリンへ到着しました。イセンでは、世界には出回っていないがおいしいというここでしか買えないというワインを購入しました。また、ドイツ人に英語で「どこから来たのか」と話しかけられ、「日本」と答えると「君は日本人なのに背が大きいね」とびっくりされました(私は女ですが170センチあります)。
ベルリンでの最終日は自由行動で、繁華街まで地下鉄で行こうとしましたが、ストライキで終日ストップしていて電車で移動しました。前日からストライキの予告が出ていたり、飛行機もストライキがあって止まっていたりしたのですが、現地の人は誰も慌ててないので日本との違いに驚きました。日本では数分の電車の遅れも許されないのに、こちらではストライキでの運行停止も日常的なのですね。
東欧五か国を巡る中でおいしかったのはビールです。ドイツは有名ですが、チェコで飲んだ黒ビールも日本より味わいが濃くて新鮮でした。ただ、季節は冬だったので寒くて震えながら飲んでましたが。ベルリンのスーパーで瓶ビールをスーツケースに入るだけ購入して帰ってきました。
東欧は旧共産圏なので、各都市ともどことなくその面影を残していました。なんとなく趣があるような、情緒があるような、薄暗い中に温かみがあるといったイメージでした。これは、日本で生活していては感じられない空気だったので、肌で味わえてよかったと思います。
