■【まさかこんなことに遭うなんて！】グアテマラシティ観光で感じた治安事情

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現在の私の年齢は34歳で女性です。グァテマラの首都グァテマラシティで体験した少し怖い体験をお話しします。

■往復で2万円以下のチケットにつられて旅行することに

この出来事が起きたのは2009年の1月だったので26歳半の時のことです。この2年前から私はメキシコでスペイン語がつかいたくて働きたかったので、片道切符でメキシコに飛び立ち、数日後にはメキシコで就職を決め、週末を利用してお隣の国であるグァテマラの首都グァテマラシティに旅行しに行くことにしました。

というのも、旅行会社で働いていて、システムを使っていろいろなチケットを探索している際にグァテマラ行きのチケットの値段をチェックしてみたら、往復で2万円以下のチケットがあったので、安いと思って何も考えずに1人で旅行しに行こうと突発的に決めたのです。

そもそも、中米に入ったことがなかったですし、いつかは中南米のすべての国をスペイン語を使って周るということが夢だったので、その初めての国としてお隣の国、グァテマラを選んだのです。

そこへ行った季節は1月でしたので冬なのですが、グァテマラは日本よりも赤道に近い国なので、昼間は半袖で過ごすことができますが、夜になるとめっきり冷える、そんな気候の時期でした。

まずグァテマラシティについて、その日はグァテマラシティに宿泊し、翌日はアンティグアというバスで1時間の隣町に行きましたが、そこにその日は泊まって翌日はまたグァテマラシティに戻りました。

グァテマラシティに戻ったものの、あまり観光する場所はないので適当にぶらぶら歩きつつ、スーパーに行って、そこから何もやることがなかったので空港まで歩こうと思ったのです。

しかし、私が持っている地図には空港まできっちりとルートが載っていなかったので、途中で後ろに歩いていたグァテマラ人にスペイン語で空港まではどう行けばよいのか聞きました。

ところが、その受け答えがとてもおぼつかない感じで、迷った末に私が思っている方角とは違う方向を指すのでおかしいなと思いつつ「ありがとう」と言って前に進みました。でも、やはりおかしいと思ってまた後ろを向いた瞬間、刃物が目の前にありました。

そうです。道を聞いた男性が私に刃物を突きつけ「携帯をよこせ」と言ってきたのです。携帯なんて私はいじっていなかったのになぜか携帯をよこすということもおかしいですし、突きつけた刃物がギザギザだったのでこれは人を切れないと思い、首根っこを捕まえて叫びました。

そして、車が運よく通ったのでスペイン語で「助けてくれ」と言って車の前に立ったことで犯人は逃げて九死に一生を得ました。やはりあまり治安は良くないのかなと思います。治安の良くない国で知らない人に声をかけるのもどうなのかなと考えさせられる事件でした。