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■【まさかのスリ被害!?】ミュンヘン観光一人旅での大きな勘違い恥ずかしい出来事

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42歳、女性。イギリスに住んでいた時にドイツのミュンヘンに一人旅で行った時のことです。

■やられた!?リュックの貴重品が無くなっていることに気付き半泣き

途中でベルリンに寄って旧東ドイツの雰囲気と首都の側面の両方を見てからミュンヘンに行く予定でした。ベルリンの駅でミュンヘン行きの電車の切符を購入しようと列に並んでいた時のことです。

自分の順番が回ってきた時にお金を出そうと背中にかけていたリュックを開けようとした瞬間、すでにリュックの口が開いていて中に入れてあったパスポート、お金、クレジットカード、宿泊先のクーポンなど、貴重品を入れた袋がなくなっているのに気づきました。

驚いて何度も中身を確認したのですが見つかりませんでした。外国で、しかも英語が通じないベルリンで私はどうしたらいいのか右往左往していました。駅で半泣きになりながらどうしようか、戸惑っていました。

■現地の方々の親切な対応に感謝の気持ちで一杯に

と、その時、日本語で話しかけてくれた男性がいました。その人は見た目は日本人でしたが、実はドイツに住むジプシーだということでした。彼の隣にはお腹の大きい女性が一緒にいました。彼は日本語を少し解することができたので、私は彼に何が起こったのか打ち明けました。

すると私と一緒に警察署に行ってくれ、私に起こったことをドイツ語で伝えてくれました。しかしベルリンの警察官は英語を理解しなかったので、私とは直接コミュニケーションができず、結局何も力になってくれませんでした。

警察官でも頼りにできないとわかるとさらに不安感が募り途方に暮れていた時、前方からビジネスマンらしき男性が近づいてきて、私に英語で話しかけてきてくれました。私は英語で起こったことを話すと、まず彼は私に当座に必要なお金と彼の携帯電話番号を教えてくれました。そして警察にも連絡してくれました。

このとっさの彼の親切に驚きと感謝の気持ちを隠すことができませんでした。見ず知らずの日本人にお金と携帯の番号まで教えてくれ、何かあったら連絡してきなさい、と申し出てくれた時の喜びと安堵感は表現できないものでした。

■紛失したはずの貴重品がまさか?自分が恥ずかしくなりました。

そして私が宿泊する予定のユースホステルに到着した時のことです。なんと、そこの受付に私が紛失したすべての貴重品が手つかずのまま届いていたのです。驚いてどうしてここにあるのか尋ねてみることにしました。

どうやらベルリン駅のインフォメーションで電車の時刻を聞きに行った時、そのカウンターに自分が置き忘れ、そのカウンターの方が親切に私が宿泊する予定のユースホステルまで届けてくれたというのです。

私は自分のミスを勝手に誰かがリュックから盗まれたと勘違いしたのことがとても恥ずかしかったです。人を疑う前に自分がもしかしてどこかに置き忘れたのではないか、と考えるべきでした。

外国だからきっと盗まれたのだ、という自分の固定観念から生まれた今回の事件でした。このベルリン旅行では本当に神様の奇跡とでも思えるような人々の行為に驚かされ、またその親切心を私達日本人も学ばなければならないと感じました。