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■【ドイツを旅行した時の話】フランクフルトのダウンタウン、空港を間違えてパニック

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私は32歳女性です。もう12年も前の学生時代、イギリスに留学していた私は、冬のクリスマスとニューイヤー休暇を利用して、他の大学に留学していた日本の大学が同じ友人と2人でヨーロッパ鉄道旅行をしました。

■到着した空港が間違いと気付き顔が青ざめる

好奇心でいっぱいだった私達はその当時私は全く旅行慣れしておらず、いまでは考えられない間違えを沢山起こしながらも、現地の方に支えられて無事に終えることができました。その中でもドイツが特に印象的でした。

まず、フィンランドから格安航空会社のフライトでドイツのフランクフルトに到着しました。その日は大晦日で、さあカウントダウンでも行こうかなと期待に胸をこめていました。しかし、空港からダウンタウンまでどう行けば良いか分からなかった為、係りの方に尋ねたところ、『ここはダウンタウンから100キロ先の空港よ、フランクフルトのメイン空港じゃないよ』とのこと。

何と私達、メインの空港と勘違いして小さな片田舎のよく分からない空港行きを手配してしまっていたのです。ちょうどダウンタウン行きの最終バスが出るとのことで慌てて購入し、どうにかニューイヤーを空港で迎えるのは免れました。

■フランクフルトのダウンタウン、そこは爆竹の戦場です

バスに乗って2時間半、ようやくフランクフルトのダウンタウンに到着したかと思ったは、あちらこちらで爆音が鳴り響き、ここは戦場か?!と見紛うほどでした。そうです、爆竹を鳴らしていたのです。しかも人に向けて面白半分にやるから、怖いったらありゃしない。

どうしても我慢できず、教会に逃げ込んでほっと一息しました。私はキリスト教徒でも何でもありませんが、教会がこんなに落ち着くと感じたの初めてでした。フランクフルトといえばマイン河畔をゆっくり散歩しながら、のんびりビールを飲むのが旅の醍醐味ですね。

ハタチそこそこの私達ももちろんそんなおっさんみたいなことを毎日してました。さて、フランクフルトからベルリンに移動する時に、私は一生忘れることのできない出来事がありました。電車で移動している時に、いきなり電車が止まり、アナウンスがドイツ語で流れ、私達は全く分からなかったのです。

■50代位のドイツ人女性の方のおかげで野宿せずにすみました。お世話になった皆さんに心から感謝です

恐らく何か事情があって、しばらく電車は停車していました。その間に、向かいの席のドイツの50代位の女性に話しかけられました。私たちの学校の話やと旅行の話、今日はベルリンのユースホステルに泊まることなどしていると、ふいにその方が思い出したかのように『あなた達、ユースホステルが何時に閉まるか確認した?』と聞かれたのです。

何も考えてなかった私たちはもちろんそんな情報は知りません。気がつくと時計は夜の9時半過ぎ。ガイドブックにも書いてないので、分からないと言うと、隣の席に座ってたその方とは全く赤の他人の方に携帯電話を借りて、ユースホステルに電話してくださいました。なんと私たちのユースホステルは夜の10時で門が閉まると、その時初めて分かったのです。

その方がユースホステルにやむを得ない事情を説明していただき、なんと私達が到着するまで開けていてくださることになりました。電車がベルリンに到着したのは夜中0時近くで、あの時ユースホステルに連絡していなければ私たちは寒空の下、野宿する危機でした。本当に何も知らなかった、気づかなかった私たち。いろんな方に支えていただいたおかげで、無事に旅行を終えました。